今日某行政法の教授の答練解説を聞きました。
その教授、すごいなぁと思った点は、学生の話を真摯に受け止めて、「勉強になりました」とか言うことができるところです。
大変実力のある教授なんです。
学生の未熟な議論でも真剣に耳を傾けるという姿勢、大変勉強になりました。
人の話を「聴く」ということは、自分が正しいと思って議論をしていても、相手の考えの方が説得力があるのであれば自分の考えを再検討し考えを改めることだと思います。
これが結構難しい。
自分の考えが間違っていると指摘されるとカチンと来るのが素直な感情ですから。
でも、法律家にとって、人の意見を聴くことができる能力はなによりも重要な能力です。
誰の話であれ、真剣に、妥協なく「聴く」ことは実践していきたいと思います。
それと関連する話ですが、法律家は「ガンコ」では駄目だと思います。
私は例え勉強の柱であるjurisanメソッドであっても、本当に正しいのかどうか、不十分な点はないか、自分に合っているのかを常に精査しています。
「勉強の方法論で絶対的に正しい」ものはないと思ってますから、最大限合理的な勉強は何か?を常に問い続け、他人の意見を参考に改良を加えながら勉強し続けたいと思います。
より良いjurisanメソッドを問い続け、次世代にバトンタッチできたらなと思います。